抗不安薬とは

抗不安薬とは、その名の通り過度の不安や緊張を改善させる薬のことです。

ストレス社会と呼ばれる現代の日本では、様々な心の症状に悩む人が多く存在します。

ちょっとしたことでも過度の不安や緊張を感じてしまう不安障害の人の場合、快適な日常生活を送ることもままなりません。

こういった症状を緩和させるために、抗不安薬は処方されるのです。

このため、日常的によく見られるようなレベルの不安や緊張には、簡単に使用できません。
例えば大勢の前での発表会、上司との打ち合わせ、相手の親への結婚報告など、緊張するけれどもよくあるパターンの場合は、処方してもらえないことがほとんどです。

抗不安薬にはGABAという成分が存在します。
GABAは、中枢神経系を抑制する脳内神経伝達物質です。
抗不安薬がこのGABAの働きを促進し、脳内の働きがゆっくりになります。
これにより、不安や緊張の軽減につながるのです。

この薬は、体内の成分濃度によっていくつかの種類に分けられます。

・短時間型
デパス、ソラナックス、レキソタン、ワイパックス

・中間型
エリスパン、セダプラン

・長時間型
メイラックス、レスタス

短時間型に近付けば近付くほど、服用後の効果の発現が早く、その後も迅速に体内から排出されます。
急に不安症状が襲ってくるパニック障害などには、効果が迅速なデパスなど短時間型が最適です。

また、不安症状が長時間持続するような状況では、体内の成分濃度を安定させるため、長時間型のものが良いでしょう。

抗不安薬のメリットは、抗うつ薬と比較して効果がすぐに現れるという点です。

特にデパスの場合、不安を感じてすぐに服用すれば、早ければ10分程度で効果を感じられます。
さらにその後4~6時間程度は効果が持続するので、短時間とは言えデパスも十分役立ってくれます。

また、副作用についてはほとんど報告されておらず、多くの人が安心して使用できます。
さらに、上記のように薬の種類が非常に多いので、自分の体質や病状に合うものを探しやすくなっています。

パニック障害などの場合、普通に生活している中で、ふとした瞬間に強い不安感が襲ってきます。
こうなると、いつ発作が起こるのか、発作が起きたらどうしよう、とさらにネガティブな思考に陥ってしまい、外出や仕事もままならなくなります。

デパスなど抗不安薬を使用すれば、そういった事態からも解放されるのです。

適度な使用を心がけ、快適な毎日を過ごしましょう。