デパスの作用・効果効能

チエノジアゼピン系(thienodiazepine)という部類に入るデパスというお薬は、精神的な不安を抑制、あるいは消失するために造られた抗不安薬(Minortranquilizer)の一つですが、そのお薬の副作用である眠気を催すという副作用を利用して、不眠症の患者や良く眠れない場合に頓服として医師から処方されることもあります。

その他では、手術を行う前の緊張緩和のために使用されることもある様です。

デパスの薬理作用は、シナプス(Synapse)という神経細胞のレーダーの様なものを作り、別の神経細胞かの刺激をレシーブする側の細胞に存在する、ギャバというガンマアミノ酸の一つで神経伝達物質の流れを良くする受容体(BZD受容体)に結合させると、神経細胞の全体の興奮を抑えることにより、効果が生み出されます。

お薬の効果は個人差はありますが鬱病等で不安症状が出たとすれば、服薬してから短時間で効果が出て来るので、不安が抑えられ不安感が和らぎます。

それは、主要成分のエチゾラムが短時間で血中に溶け込むからで、効果の作用する時間は5時間前後から6時間前後であります。

また、そのお薬は0.25ミリグラム錠・0.5ミリグラム錠・1ミリグラム錠・細粒1%が、薬品メーカーから発売されていますが一般的には0.5ミリグラムが処方されることが多い模様です。

日本では服薬出来る量は決まっており、1日3ミリグラム迄とされているので、0.25ミリグラム錠であれば12錠まで・0.5ミリグラム錠であれば6錠まで・1ミリグラム錠であれば3錠までということになります。

デパスが処方される疾患としては次の病気が挙げられます。

★不安やイライラ感等の症状やあるいは肩こり等の身体にも影響が発生することがあるうつ病

★突然起こる激しい複数の自律神経発作(息苦しさ・身体の震え・呼吸困難・冷感や熱感・頻脈等)の複数の症状が同時に生じ、強い不安感を生じるパニック障害

★眠れない、夜中に目がさえてしまう等の不眠症

★慢性的な不安やイライラ等の症状と肩こりや疲労感等と共に、常に過度の不安や心配が続くという全般性不安障害

★精神的な緊張やストレス等の原因で過敏性腸症候群・神経性胃炎・不整脈等の症状がある心身症

★ひどい肩こり・腰痛症・頸椎症・手足の痙攣等

この抗不安薬は定期的にメンタルクリニックに通院していたとしても、1回に1ヶ月分の30錠迄しか処方してはいけないルールになっているので、注意が必要になります。

一般的に一日3ミリグラムまで毎日服用する場合は、デパスより強いお薬が処方されることが一般的なので、主治医に伝えれば適切なお薬が追加され、デパスの服薬の頻度を減らすという方法が採られるでしょう。

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